The Orthomolecular Times

2024.12.16 分子栄養学と免疫の栄養素「自然免疫:好中球の働きとビタミンC」

妊娠前・妊娠中・産後

分子栄養学の得意分野における尿失禁対策③(神経と栄養素、血糖値など生活習慣編)

今回は、尿失禁に対する分子栄養学的な対策3回シリーズの最終回です。健康な神経を構成する神経細胞の活動に必要な抗酸化栄養素などの栄養素、血糖値コントロール、高血圧対策など生活習慣対策などについて考えます。

正常な蓄尿・排尿は、神経と粘膜・筋肉の連携プレーの賜物

正常な蓄尿・排尿は、神経(中枢神経(脳や脊髄)、自律神経(交感神経、副交感神経)、体性神経など)が複雑に関係しながら膀胱粘膜や筋肉と情報を伝え合うことで成り立っています(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁①)。

膀胱の排尿筋(※分子栄養学の得意分野における尿失禁対策②)や骨盤底筋群(※分子栄養学の得意分野における尿失禁対策①)の筋肉自体が健康であっても、それを司る神経が機能しなければ排尿をコントロールできない可能性があり、この変化は女性にも男性にも起こり得るとした報告があります※1

(神経とは何か、※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁① に簡単な説明があります。そちらもあわせてご参照ください。)

①神経細胞が情報を伝える:ナトリウム、カリウム、カルシウム

神経細胞は、考える頭の部分(細胞体)からびゅっと1本の軸索(じくさく)という部分が伸びています。そしてその先っぽから、次の神経細胞へ情報を伝える物質(神経伝達物質)が出てそれが次の神経細胞に伝わり、これがリレー方式で繰り返されることで全身に情報が伝わっていきます。この正常な情報伝達のお手伝いをするのがナトリウムとカリウムのバランス、カルシウムです。

②情報伝達のスピードアップを支える髄鞘:コレステロールとタンパク質

神経細胞は、新幹線のようにびゅんびゅんスピードをもって情報を伝えます。そのための構造が、軸索の髄鞘(ずいしょう)です。髄鞘とは、軸索にグリア細胞(末梢神経の場合は、シュワン細胞)が順序良く並んで、それぞれがバウムクーヘンのようにぐるっと囲んでいる構造のことです。髄鞘と髄鞘の間にすき間がきちんとあることが、スピードアップの秘訣であることが知られています※2。髄鞘は、乾燥させるとタンパク質と脂質(そのうちコレステロールが約27~28%)でできていて、他の細胞に比べてコレステロールが多く含まれることが示されています※2

③豊富な血流の維持:糖尿病・高血圧を防いで血管を守る

中枢神経の神経細胞は、血管で運ばれる栄養素をグリア細胞が届けることで活動できます。中枢神経、末梢神経の健康な機能を維持するには健康な血管と豊富な血流が必要です※2

糖尿病による高血糖は、血管を傷めます※3。高齢女性の尿失禁のリスクとして糖尿病※4、神経因性膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因として糖尿病、脳血管障害など、過活動膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因として生活習慣の乱れによる血管内皮機能障害が挙げられています。

糖尿病の合併症のひとつ、糖尿病性末梢神経障害の詳細なメカニズムはまだ研究されている最中ですが、神経の変性や虚血は、酸化ストレス(※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」)の増加、高血糖による終末糖化産物(AGEs)(※血液・尿検査の意義③)がたまってしまうこと、末梢神経(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁①)への栄養素や老廃物などの出入りを厳しく管理する血液神経関門(BNB)が破壊されてしまうことなどが原因として指摘されています※5。血液神経関門を構成するのは、血管内皮細胞、周皮細胞、基底膜などです※5。高血糖によって引き起こされる酸化ストレスが、動脈硬化の引き金となる血管内皮機能障害のメカニズムとして考えられています※6

適切な血糖値コントロールが基底膜(※分子栄養学の得意分野における尿失禁対策①)の健康を守り※8、※9、※10、引いては膀胱粘膜、末梢神経に栄養素を運ぶシュワン細胞※11、血液脳関門(BBB)の健康※12、脳(中枢神経)の健康を守る可能性が考えられます。

食物繊維を先に食べ、糖質の質と量をコントロールするなど、適切なバランスの良い食事(※食事の基本)、良い睡眠、ストレス対策、口腔内ケア、リーキーガット症候群など腸内環境整備を含めた生活習慣対策がお勧めです(※血液・尿検査の意義③※食事の基本※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②)。血管を守るための高血圧対策として、適切な体重の維持、ストレス対策、野菜・海草・きのこなどのカリウムを積極的に摂りましょう。

④抗酸化栄養素ネットワークによる活性酸素対策

私たちは生きるために、細胞に備わったエネルギー工場(ミトコンドリア)で酸素を利用して3大栄養素(※5大栄養素(概論))をエネルギーに変換しながら生きています。そしてその際、必ず身体を傷つける活性酸素がたくさん発生してしまいます※6、※13

脳は身体の中でもたくさん酸素を使う臓器で、脳の神経細胞の膜にはEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富に存在するため、酸化ストレスに対してとても弱いといわれています※13、※14、※15。自分の身体がもつ抗酸化能力を超えて発生する過剰な活性酸素(フリーラジカル)が酸化ストレス※45をうみ出し※16※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」)、神経細胞やミトコンドリアを構成するタンパク質、脂質、DNAを傷つけ※21※24、そしてそれが蓄積すること※13が最終的に細胞死を招くとされています※17

神経因性膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因として、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経変性疾患が挙げられています。パーキンソン病などの神経変性疾患に酸化ストレスが大きく関わり※13、多発性硬化症の患者さんの研究では、炎症と酸化ストレスは髄鞘に悪影響を及ぼし※18※19、軸索の働きが阻害されると報告されています※20。また、活性酸素が過剰にできてしまうこと(酸化ストレス)は、神経変性疾患の発症に関わっていることが示されています※21。加えて、酸化ストレスによって細胞膜とともに受容体もダメージ受け、カルシウムやナトリウムのミネラル代謝の崩れを起こし、神経細胞に悪影響を及ぼすとする説があります※22

ビタミンEが抗酸化物質として働くことで、神経細胞を活性酸素から守ってくれるという報告や※23、神経変性疾患において、血液脳関門を通過できる、外から摂取する抗酸化物質の必要性を唱える報告があり※24、分子栄養学では、至適量のビタミンC※24、ビタミンE※24、αリポ酸※6など、分子栄養学の実践に求められる品質に則った(※分子栄養学の歴史④※分子栄養学の歴史⑤)至適量の抗酸化栄養素ネットワークによる活性酸素対策を考えています(※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」)。

⑤炎症対策で神経保護:オメガ3脂肪酸

炎症と酸化ストレスは、相互に関連しています。炎症は酸化ストレスを招き、酸化ストレスは炎症を招き、神経変性疾患である多発性硬化症の髄鞘の変性・脱落(脱髄)※20、神経細胞と軸索の消失に関与するという報告があります※25。そんな中、早い段階で炎症対策を行うことが、神経細胞を守ることにつながるのではないかという意見があります※25。分子栄養学では、この対策として炎症を抑えるオメガ3脂肪酸(※食事の基本)を、抗酸化物質とともに至適量摂ることを考えています。オメガ3脂肪酸(DHA、EPA)は酸化ストレスの軽減、抗炎症作用、神経保護作用が示されています※39、※40、※41 、※42、※43

⑥エネルギー代謝の栄養素

神経が正常に機能するためには、エネルギー産生工場であるミトコンドリアがうまく働くことが必要です※13、※26。分子栄養学では、神経細胞でミトコンドリアがしっかり働けるように、抗酸化対策とともに※24、エネルギー代謝に関わる栄養素として、至適量のビタミンB群、鉄、CoQ10、マグネシウムなどの摂取がお勧めです。

⑦腸内細菌叢を整える

神経因性膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因として、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経変性疾患が挙げられています。上位型(仙髄より中枢の神経)の神経因性膀胱は、過活動膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因ともなり、切迫性尿失禁(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)はパーキンソン病などでもみられます。下位型(仙髄より抹消の神経)では、膀胱が伸びきって縮むことができなくなります。パーキンソン病や多発性硬化症などの原因として、腸内細菌叢の乱れとの関連が報告されています※27、※28。余計な全身炎症を起こさないよう、オメガ3脂肪酸の摂取や口腔内ケアも含め(※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②)、自分に合った方法で腸内環境を整えていきましょう。(※あなたの腸は大丈夫? リーキーガット症候群(理論編①)、※あなたの腸は大丈夫? リーキーガット症候群(理論編②

するっと出る快便を目指す

排便の際にいきむことが骨盤底筋に負担をかけ、骨盤臓器脱につながるといわれています※29。いきまないために、するっと出る快便を目指しましょう。そのため、適切な量の食物繊維や良質な脂質(オメガ3脂肪酸)を含む適切な食事をよく噛んで食べ、自律神経を整えて腸内環境を整えましょう(※食事の基本※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②)。良質な睡眠を含んだストレスケア、適度な運動もお勧めです(※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②)。

運動の習慣化と適正体重の維持の重要性

肥満の方が適正体重を保つことは、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)に有効であるとの報告があります※4、※30、※31、※32、※33。慢性的な筋肉の萎縮による腹圧性尿失禁の可能性も報告されているため※1、※34、無理なダイエットはやめて、詳細な血液検査(※血液検査の意義①※血液検査の意義②※血液検査の意義③※血液検査の意義④)を利用した適切な食事(※食事の基本)と至適量の栄養素(※分子栄養学の歴史①)、適度な運動による健康的な身体づくりを一緒に目指しましょう。

リーキーガット症候群でも肥満が起こるリスクがあります(※あなたの腸は大丈夫? リーキーガット症候群(理論編①)、※あなたの腸は大丈夫? リーキーガット症候群(理論編②))。腸内環境を整えることも、適正体重を維持するのに大切です(※分子栄養学的リーキーガット症候群対策①※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②)。

日常的に中程度の身体活動を行う人は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁、混合性尿失禁の可能性が少ないという報告があります※36、※37。適度な運動は、免疫機能を適正に保つ効果も報告されています。ぜひ日常生活に取り入れましょう。適度な運動は、ほどよい血液循環にもつながります。

脳、脊髄を守る丈夫な骨の栄養素

筋肉と連絡を取り合う中枢神経(脳、脊髄)は、頭蓋骨や背骨、骨同士をつなぐ軟骨で守られています。丈夫な骨の材料として、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD3、ビタミンKなどが骨を守る栄養素として考えられます。糖尿病では骨を構成するタンパク質(コラーゲン)に最終糖化産物(AGEs)がたまり、それによって骨質が低下して骨折が増えてしまうことが示されています※35。高血糖を防ぎ、血糖値を適切にコントロールすることで、長期的に骨の糖化を防ぐことも重要な対策であると考えています。

早寝早起き:朝日を浴び、適切な朝食を摂ることで体内時計を整える

正常な排尿活動は、起きている間に起こり、寝ている間には起こりません※38。快適な排尿リズムには体内時計による概日リズムが関わっていることが示されており、膀胱に体内時計が備わっていることが示唆されています※38。この膀胱の体内時計についてはまだまだ研究途中ですが、少しでも排尿機能を整えるため、早寝早起きで朝日を浴び、適切な朝食をよく噛んで摂ることで体内時計を整えていきましょう(※食事の基本)。

過活動膀胱とビタミンD、タンパク質、カリウム

40代以降の女性を1年間追跡調査した海外の研究では、食事中のビタミン D、タンパク質、カリウムの摂取量が多いと過活動膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の発症リスクが有意に低下ということが報告がされています※44。ビタミンDは鮭などの魚、タンパク質は肉、魚、卵、大豆、乳製品、カリウムは新鮮な野菜、海藻などに多く含まれます。腸内環境を整えるためにも、食物繊維とともによく噛んで食べましょう。

まとめ

以上、3回にわたって、分子栄養学における尿失禁対策について考えてきました(※分子栄養学の得意分野における尿失禁対策①※分子栄養学の得意分野における尿失禁対策②)。尿失禁は、まだまだわかっていないことの多い疾患です(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁①※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)。日常生活の中で少しでもこれらの対策を実践し、ぜひQOLの高い生活で人生を楽しんでいきましょう。

※1 Herrera-Imbroda B.,et al. Stress urinary incontinence animal models as a tool to study cell-based regenerative therapies targeting the urethral sphincter. Drug Delivery Reviews,82-83:106-116.(2015)

※2 馬場広子. 「髄鞘研究への招待」. YAKUGAKU ZASSHI, 142(8):837-853. (2022)

※3 Nishikawa T.,et al. Normalizing mitochondrial superoxide production blocks three pathways of hyperglycaemic damage. Nature, 404:787-790. (2000)

※4 Batmani S.,et al. Prevalence and factors related to urinary incontinence in older adults women worldwide: a comprehensive systematic review and meta-analysis of observational studies. BMC Geriatrics, 21(1):212.(2021)

※5 Takeshita Y.,et al. Blood-Nerve Barrier (BNB) Pathology in Diabetic Peripheral Neuropathy and In Vitro Human BNB Model. International Journal of Molecular Sciences, 22(1):62.(2020)

※6 Sivitz WI.,et al. Mitochondrial dysfunction in diabetes: from molecular mechanisms to functional significance and therapeutic opportunities. Antioxidants and Redox Signaling, 12(4):537-577. (2010)

※7 Nishikawa T.,et al. Normalizing mitochondrial superoxide production blocks three pathways of hyperglycaemic damage. Nature,404:787–790.(2000)

※8  Randles MJ.,et al. Proteomic definitions of basement membrane composition in health and disease. Matrix Biology,57-58:12-28.(2017)

※9 Monnier V.M. ,et al. Maillard reaction-mediated molecular damage to extracellular matrix and other tissue proteins in diabetes, aging, and uremia. Diabetes,Suppl 2:36-41.(1992)

※10 Brownlee M.,et al. Advanced glycosylation end products in tissue and the biochemical basis of diabetic complications. New England Journal of Medicine, 318(20):1315-1321.(1988)

※11  Hohenester E.,et al. Laminins in basement membrane assembly. Cell Adhesion and Migration, 7(1): 56–63.(2013)

※12  Sekiguchi R.,et al. Basement membranes in development and disease. Current Topics in Developmental Biology,130: 143-191.(2018)

※13 Sayre LM.,et al. Oxidative Stress and Neurotoxicity. Chemical Research in Toxicology, 21(1):172-188.(2008)

※14 Collin F.,et al. Chemical Basis of Reactive Oxygen Species Reactivity and Involvement in Neurodegenerative Diseases. International Journal of Molecular Sciences, 20(10):2407. (2019) 

※15 Dringen R.Metabolism and functions of glutathione in brain. Progress in Neurobiology,62(6):649-671.(2000)

※16 Ghezzi P.,et al. The oxidative stress theory of disease: levels of evidence and epistemological aspects. British Journal of Pharmacology, 174(12):1784-1796.(2017)

※17 Fukui K. Reactive oxygen species induce neurite degeneration before induction of cell death. Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition, 59(3):155-159.(2016)

※18 Friese MA.,et al. Mechanisms of neurodegeneration and axonal dysfunction in multiple sclerosis. Nature Reviews Neurology,10:225-238. (2014)

※19 Gonsette R.E. Neurodegeneration in multiple sclerosis: the role of oxidative stress and excitotoxicity. Journal of the Neurological Sciences,274(1-2):48-53.(2008)

※20 Wang P.,et al. Oxidative stress induced by lipid peroxidation is related with inflammation of demyelination and neurodegeneration in multiple sclerosis. European Neurology,72(3-4):249-254.(2014)

※21 Collin F. Chemical Basis of Reactive Oxygen Species Reactivity and Involvement in Neurodegenerative Diseases. International Journal of Molecular Sciences, 20(10):2407.(2019)

※22 福井浩二. 「酸化ストレスによる神経突起変性の誘因」. 基礎老化研究40. (3):17-21.(2016)

※23 Fukui K. Hydrogen peroxide induces neurite degeneration: Prevention by tocotrienols. Free Radical Research,45(6):681-691.(2011)

※24 Gilgun-Sherki Y.,et al. Oxidative stress induced-neurodegenerative diseases: the need for antioxidants that penetrate the blood brain barrier. Neuropharmacology,40(8):959-975.(2001)

※25  Gonsette R.E. Neurodegeneration in multiple sclerosis: the role of oxidative stress and excitotoxicity. Journal of the Neurological Sciences,274(1-2):48-53.(2008)

※26 Pekkurnaz G.,et al. Mitochondrial heterogeneity and homeostasis through the lens of a neuron. Nature Metabolism, 4:802-812.(2022)

※27 Tremlett H.,et al. The gut microbiome in human neurological disease: A review. Annals of Neurology, 81(3): 369-382.(2017)

※28 Mou Y.,et al. Gut Microbiota Interact With the Brain Through Systemic Chronic Inflammation: Implications on Neuroinflammation, Neurodegeneration, and Aging. Frontiers in Immunology, 13: 796288.(2022)

※29 Grimes WR.,et al. Pelvic Floor Dysfunction. StatPearls Publishing; 2023 Jan-. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559246/ . Accessed July 10, 2023.

※30 Lukacz ES.,et al. Urinary incontinence in women: a review.JAMA, 318(16):1592-1604.(2017) 

※31 Aoki Y.,et al. Urinary incontinence in women. Nature Reviews Disease Primers, 3:17097.(2017) 

※32 Subak, L.L.,et al. Weight loss to treat urinary incontinence in overweight and obese women. New England Journal of Medicine, 360:481-490.(2009)

※33 Burgio, K.L.,et al. Changes in urinary and fecal incontinence symptoms with weight loss surgery in morbidly obese women. Obstetrics and Gynecology,110:1034-1040. (2007)

※34 Aragón IM.,et al. The Urinary Tract Microbiome in Health and Disease. European Urology Focus, 4(1):128-138.(2018)

※35 Yamamoto M.,et al. Advanced Glycation End Products, Diabetes, and Bone Strength. Current Osteoporosis Reports, 14(6):320-326. (2016)

※36 Kim MM.,et al. The Association of Physical Activity and Urinary Incontinence in US Women: Results from a Multi-Year National Survey. Urology, 159:72-77.(2022)

※37 Nygaard IE.,et al. Physical activity and the pelvic floor. American Journal of Obstetrics and Gynecology, 214(2):164-171.(2016)

※38 Ramsay S.,et al. Role of circadian rhythms and melatonin in bladder function in heath and diseases. Autonomic Neuroscience,246:103083.(2023)

※39 Echeverría F.,et al. Docosahexaenoic acid (DHA), a fundamental fatty acid for the brain: New dietary sources. Prostaglandins, Leukotrienes and Essential Fatty Acids,124:1-10.(2017)

※40 Das UN. Essential fatty acids: biochemistry, physiology and pathology. Biotechnology journal, 1(4):420-439.(2006)

※41 Mayurasakorn K.,et al.  Docosahexaenoic acid: brain accretion and roles in neuroprotection after brain hypoxia and ischemia. Current Opinion in Clinical Nutrition and Metabolic Care,14:158–167. (2011) 

※42 Bazan N.G.,et al. Novel aspirin-triggered neuroprotectin D1 attenuates cerebral ischemic injury after experimental stroke. Experimental Neurology,236:122–130.(2012) 

※43 Chang JPC.,et al..Nutritional Neuroscience as Mainstream of Psychiatry: The Evidence- Based Treatment Guidelines for Using Omega-3 Fatty Acids as a New Treatment for Psychiatric Disorders in Children and Adolescents. Clinical Psychopharmacology,18(4):469-483.(2020)

※44 Dallosso HM.,et al. Nutrient composition of the diet and the development of overactive bladder: a longitudinal study in women. Neurourology and Urodynamics, 23(3):204-210.(2004)

※45 酸化、還元(酸化還元反応)、酸化ストレス
酸化とは、正しくは①酸素と結合する反応、②水素が奪われる反応、③電子(e)が奪われる反応のことです。その逆を還元といいます。酸化反応は生体にとって必要ですが、起こりすぎると細胞を傷つけ、病気のもとになってしまうと考えられています(フリーラジカル説)。その対策として、身体の酸化を防ぎ、もともと還元する能力の高い抗酸化栄養素が十分にそばにあれば病気は起こらないのではないか、とポーリング博士はビタミンCをはじめとする抗酸化栄養素の必要性を考えました。酸化と還元(もとに戻すこと)のバランスが崩れ、酸化が進んでしまうことを酸化ストレスといいます。生体を酸化するものとして、フリーラジカル、活性酸素が挙げられます。(※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」

RELATED

PAGE TOP