The Orthomolecular Times

2025.6.2 分子栄養学の基礎知識「なぜオメガ3、n-3系と呼ばれる?オメガ3(n-3系)脂肪酸」

妊娠前・妊娠中・産後

分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策③(神経と栄養素、血糖値など生活習慣編)

今回は、尿失禁に対する分子栄養学的な予防対策3回シリーズの最終回です。

・健康な神経の活動に必要な栄養素

・健康な神経を守るために必要な血糖値コントロール、高血圧対策など生活習慣対策

などについて文献の知見を交えてお届けします。人生100年時代のQOL向上に向けて一緒に考えましょう。

正常な蓄尿・排尿は、神経と粘膜・筋肉の連携プレーの賜物

正常な蓄尿・排尿は、神経(中枢神経(脳や脊髄)、自律神経(交感神経、副交感神経)、体性神経など)が複雑に関係しながら膀胱粘膜や筋肉と情報を伝え合うことで成り立っています。

膀胱の排尿筋(※分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策②)や骨盤底筋群(※分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策①)の筋肉自体が健康であっても、それを司る神経が機能しなければ排尿をコントロールできない可能性があり、この変化は女性にも男性にも起こり得るとした報告があります※1

以下、神経細胞の健康を保つために考えられる栄養素についてお届けします。一緒に見ていきましょう。

(神経とは何かについては、※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁① に簡単な説明があります。そちらもあわせてご参照ください。)

①神経細胞が情報を伝える:ナトリウム、カリウム、カルシウム

神経細胞は、考える頭の部分(細胞体)からびゅっと1本の軸索(じくさく)という部分が伸びています。そしてその先っぽから、次の神経細胞へ情報を伝える物質(神経伝達物質)が出てそれが次の神経細胞に伝わり、これがリレー方式で繰り返されることで全身に情報が伝わっていきます。この正常な情報伝達のお手伝いをするのがナトリウムとカリウムのバランス、そしてカルシウムです。

ナトリウム・カリウム、カルシウムは、神経細胞が正常に働くために必須の基礎栄養素です。

②情報伝達のスピードアップを支える髄鞘:コレステロールとタンパク質

神経細胞は、新幹線のようにびゅんびゅんスピードをもって情報を伝えます。そのための構造が、軸索の

・髄鞘(ずいしょう)

です。髄鞘とは、軸索にグリア細胞(末梢神経の場合は、シュワン細胞)が順序良く並んで、それぞれがバウムクーヘンのようにぐるっと囲んでいる構造のことです。

この髄鞘と髄鞘の間にすき間がきちんとあることが、スピードアップの秘訣であることが知られています※2。髄鞘は、乾燥させるとタンパク質と脂質(そのうちコレステロールが約27~28%)でできていて、他の細胞に比べてコレステロールが多く含まれることが示されています※2

③豊富な血流の維持:糖尿病・高血圧を防いで血管を守る

中枢神経、末梢神経の健康な機能を維持するには健康な血管と豊富な血流が必要です※2。例えば中枢神経の神経細胞は、血管で運ばれる栄養素をグリア細胞が届けることで活動できます。

そしてこの血管の健康維持のためには、「高血糖・高血圧」を予防することが大切です。

糖尿病による高血糖は、血管を傷めます※3。糖尿病は、

・高齢女性の尿失禁のリスク※4
・切迫性尿失禁の原因と考えられている神経因性膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因

などとして考えられています。また神経因性膀胱の原因として脳血管障害なども挙げられています。

血管内膜(血液に接する一層の膜)を構成する血管内皮細胞(以下、内皮細胞)は、若々しい血管のカギです。その内皮細胞のはたらき(機能)が障害される「血管内皮機能障害」は、

・糖尿病・動脈硬化の初期段階

などの初期段階でみられるといわれます。切迫性尿失禁と診断される女性のほとんどに診断される過活動膀胱(※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②)の原因として、生活習慣の乱れによる血管内皮機能障害が挙げられています。

糖尿病の合併症のひとつ、糖尿病性末梢神経障害の詳細なメカニズムはまだ研究されている最中ですが、神経の変性や虚血は、酸化ストレスの増加、高血糖による終末糖化産物(AGEs)がたまってしまうこと、末梢神経への栄養素や老廃物などの出入りを厳しく管理する血液神経関門(BNB)が破壊されてしまうことなどが原因として指摘されています※5

血液神経関門を構成するのは、血管内皮細胞、周皮細胞、基底膜などです※5。高血糖によって引き起こされる酸化ストレスが、動脈硬化の引き金となる血管内皮機能障害のメカニズムとして考えられています※6

適切な血糖値コントロールが基底膜(※分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策①)の健康を守り※8、※9、※10、引いては膀胱粘膜、末梢神経に栄養素を運ぶシュワン細胞※11、血液脳関門(BBB)の健康※12、脳(中枢神経)の健康を守る可能性が考えられます。

神経の健康維持のための適切な血糖値コントロールのため、

・食物繊維を先に食べ、糖質の質と量をコントロールする
・適切なバランスの良い食事をよく噛んで食べる(※食事の基本
・良い睡眠
・ストレス対策
・口腔内ケア
・リーキーガット症候群など腸内環境整備

を含めた生活習慣対策がお勧めです。(※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②

健康な血管を守るための高血圧対策として、適切な体重の維持、ストレス対策、野菜・海草・きのこなどのカリウムを積極的に摂りましょう。

④抗酸化栄養素ネットワークによる活性酸素対策

私たちは生きるために、細胞に備わったエネルギー工場(ミトコンドリア)で酸素を利用して3大栄養素(エネルギー産生栄養素。糖質、脂質、タンパク質)をエネルギーに変換しながら生きています。そしてその際、必ず身体を傷つける活性酸素がたくさん発生してしまいます※6、※13

脳は身体の中でもたくさん酸素を使う臓器です。脳の神経細胞の膜にはEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富に存在するため、酸化ストレスに対してとても弱いといわれています※13、※14、※15。自分の身体がもつ抗酸化能力を超えて発生する過剰な活性酸素(フリーラジカル)が酸化ストレス※45をうみ出し※16※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」)、神経細胞やミトコンドリアを構成するタンパク質、脂質、DNAを傷つけ※21※24、そしてそれが蓄積すること※13が最終的に細胞死を招くとされています※17

切迫性尿失禁の原因ともいわれる神経因性膀胱の原因として、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経変性疾患が挙げられています。

パーキンソン病などの神経変性疾患に酸化ストレスが大きく関わり※13、多発性硬化症の患者さんの研究では炎症と酸化ストレスは髄鞘に悪影響を及ぼし※18※19、軸索の働きが阻害されると報告されています※20

また活性酸素が過剰にできてしまうこと(酸化ストレス)は、神経変性疾患の発症に関わっていることが示されています※21。加えて酸化ストレスによって細胞膜とともに受容体もダメージを受け、カルシウムやナトリウムのミネラル代謝の崩れを起こし、神経細胞に悪影響を及ぼすとする説があります※22

ビタミンEが抗酸化物質として働くことで神経細胞を活性酸素から守ってくれるという報告や※23、神経変性疾患において「血液脳関門を通過できる、外から摂取する抗酸化物質の必要性」を唱える報告があり※24、分子栄養学では、至適量のビタミンC※24、ビタミンE※24、αリポ酸※6など、至適量の抗酸化栄養素ネットワークによる活性酸素対策を考えています(※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」)。

⑤抗炎症対策で神経保護を目指す:オメガ3脂肪酸

炎症と酸化ストレスは、相互に関連しています。炎症は酸化ストレスを招き、酸化ストレスは炎症を招き、神経変性疾患である多発性硬化症の髄鞘の変性・脱落(脱髄)※20、神経細胞と軸索の消失に関与するという報告があります※25

そんな中、早い段階で炎症対策を行うことが「神経細胞を守ること」につながるのではないかという意見があります※25

分子栄養学では、抗炎症対策の一環として炎症を抑えるオメガ3脂肪酸(※食事の基本)を、抗酸化物質とともに至適量摂ることを考えています。オメガ3脂肪酸(DHA、EPA)は酸化ストレスの軽減、抗炎症作用、神経保護作用が示されています※39、※40、※41 、※42、※43

⑥エネルギー代謝の栄養素

神経が正常に機能するためには、エネルギー産生工場であるミトコンドリアがうまく働くことが必要です※13、※26

分子栄養学では神経を構成する神経細胞において「エネルギーの発電所:ミトコンドリア」がしっかり働けるように、抗酸化対策とともに※24、エネルギー代謝に関わる栄養素として至適量のビタミンB群、鉄、CoQ10、マグネシウムなどの摂取をお勧めしています。

⑦腸内細菌叢を整える

切迫性尿失禁の原因ともいわれる「神経因性膀胱」の原因として、パーキンソン病や多発性硬化症などの神経変性疾患が挙げられています。

上位型(仙髄より中枢の神経)の神経因性膀胱は過活動膀胱の原因ともなり、切迫性尿失禁はパーキンソン病などでもみられます。下位型(仙髄より抹消の神経)の神経因性膀胱では、膀胱が伸びきって縮むことができなくなります。

パーキンソン病や多発性硬化症などの原因として、腸内細菌叢の乱れとの関連が報告されています※27、※28。余計な全身炎症を起こさないよう、オメガ3脂肪酸の摂取や口腔内ケアも含め、自分に合った方法で腸内環境を整えましょう。

※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②

するっと出る快便を目指す

排便の際にいきむことが骨盤底筋に負担をかけ、骨盤臓器脱につながるといわれます※29。排便の際にいきまないために、毎日するっと出る快便を目指しましょう。

毎日するっと出る快便を目指すため、

・適切な量の食物繊維

・良質な脂質(オメガ3脂肪酸)を含む適切な食事(※食事の基本

をよく噛んで食べ、自律神経を整えて腸内環境を整えましょう。良質な睡眠を含んだストレスケア、適度な運動もお勧めです。

※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②

適度な運動の習慣化と適正体重維持の重要性

肥満の方が適正体重を保つことは、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁に有効であるとの報告があります※4、※30、※31、※32、※33

慢性的な筋肉の萎縮による腹圧性尿失禁の可能性も報告されているため※1、※34、無理なダイエットはやめて、詳細な血液検査を利用した適切な食事と至適量の栄養素、適度な運動による健康的な身体づくりを一緒に目指しましょう。(※食事の基本

リーキーガット症候群でも肥満が起こるリスクがあります。腸内環境を整えることも、適正体重を維持するのに大切です。

※分子栄養学的リーキーガット症候群対策①)(※分子栄養学的リーキーガット症候群対策②

日常的に中程度の身体活動を行う人は、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁、混合性尿失禁の可能性が少ないという報告があります※36、※37

適度な運動は、免疫機能を適正に保つ効果も報告されています。ぜひ日常生活に取り入れましょう。適度な運動は、ほどよい血液循環にもつながります。

脳、脊髄を守る丈夫な骨の栄養素

筋肉と連絡を取り合う中枢神経(脳、脊髄)は、頭蓋骨や背骨、骨同士をつなぐ軟骨で守られています。丈夫な骨を守る栄養素として、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD3、ビタミンKなどが考えられます。

糖尿病では骨を構成するタンパク質(コラーゲン)に最終糖化産物(AGEs)がたまり、それによって骨質が低下して骨折が増えてしまうことが示されています※35

高血糖を防ぎ、血糖値を適切にコントロールすることで、長期的に骨の糖化を防ぐことも重要な対策であると考えています。

早寝早起き:朝日を浴び、適切な朝食を摂ることで体内時計を整える

正常な排尿活動は、起きている間に起こり、寝ている間には起こりません※38

快適な排尿リズムには体内時計による概日リズムが関わっていることが示されており、膀胱に体内時計が備わっていることが示唆されています※38

この膀胱の体内時計についてはまだまだ研究途中ですが、少しでも排尿機能を整えるため、早寝早起きで朝日を浴び、適切な朝食をよく噛んで摂ることで体内時計を整えていきましょう。(※食事の基本

過活動膀胱とビタミンD、タンパク質、カリウム

40代以降の女性を1年間追跡調査した海外の研究では、食事中のビタミン D、タンパク質、カリウムの摂取量が多いと切迫性尿失禁の原因といわれる過活動膀胱の発症リスクが有意に低下すると報告されています※44

ビタミンDは鮭などの魚、タンパク質は肉、魚、卵、大豆、乳製品、カリウムは新鮮な野菜、海藻などに多く含まれます。腸内環境を整えるためにも、食物繊維とともによく噛んで食べましょう。

まとめ

3回にわたって、分子栄養学における健やかな排尿機能の維持のための尿失禁予防対策について文献の知見を交えてお届けしています。

※分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策①

※分子栄養学の得意分野における尿失禁予防対策②

尿失禁は、まだまだわかっていないことの多い疾患です。日常生活の中で少しでもこれらの知識を生かし、ぜひ高いQOLを保ちながら人生を楽しむヒントとしていきましょう。

※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁①

※ご存じですか? 若い世代でもみられる尿失禁②

※1 Herrera-Imbroda B.,et al. Stress urinary incontinence animal models as a tool to study cell-based regenerative therapies targeting the urethral sphincter. Drug Delivery Reviews,82-83:106-116.(2015)

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※45 酸化、還元(酸化還元反応)、酸化ストレス
酸化とは、正しくは①酸素と結合する反応、②水素が奪われる反応、③電子(e)が奪われる反応のことです。その逆を還元といいます。酸化反応は生体にとって必要ですが、起こりすぎると細胞を傷つけ、病気のもとになってしまうと考えられています(フリーラジカル説)。その対策として、身体の酸化を防ぎ、もともと還元する能力の高い抗酸化栄養素が十分にそばにあれば病気は起こらないのではないか、とポーリング博士はビタミンCをはじめとする抗酸化栄養素の必要性を考えました。酸化と還元(もとに戻すこと)のバランスが崩れ、酸化が進んでしまうことを酸化ストレスといいます。生体を酸化するものとして、フリーラジカル、活性酸素が挙げられます。(※エンジオール基が世界を救う「ビタミンCの底力」

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