分子栄養学の秋ごはん「よく噛むゴロゴロ野菜のごちそう豚汁」
切って煮て味噌を溶くだけの簡単おかず豚汁レシピです。旬のごぼうで秋を味わいます。よく噛むために、具を大きく切るのがポイントです。
野菜は皮つきのまま、ごぼうもあく抜きせずにそのまま使います。ごぼうや豚肉のうまみ、白菜の甘みが合わさって美味しい出汁になります。
よく噛むゴロゴロ野菜のごちそう豚汁
<用意する調理器具など>
包丁、まな板、深めの鍋、計量カップ、計量スプーン(大さじ)
<材料 2人分>
豚肉(赤身の多い部位)200g、板こんにゃく 1/2枚(100g、あく抜き済のもの)、大根 大きめ1/9本(100g)、白菜 中1枚(80g)、ごぼう 1/2本(80g)、にんじん 小1本(60g)、葉ネギ 適量(小口切り)、しょうが 1かけ、味噌 大さじ2強、水250cc
豚肉は、噛みごたえのある豚ももブロックを使いました。
<作り方>
野菜を準備します。
大根、にんじん、ごぼうは皮つきで調理します。
① こんにゃくは手でちぎります。(包丁で切るよりも味がしみやすくなります。)
② 根は皮つきのまま、厚さ1㎝の大きないちょう切りにします。
③ にんじん、白菜は乱切りにします。
④ ごぼうについた土をよく洗い流し、細めの乱切りにします。
⑤しょうがは薄くスライスします。
⑥葉ねぎは小口切りにします。
肉を準備します。
⑦ 豚肉ブロックを、大きめのひと口サイズに切ります。
鍋に入れて煮ます。
⑧ 鍋に 上記①~⑤と⑦を入れ、水を加えて中火で12~13分煮ます。
⑨ 肉に火が通ったのを確認したら、火を止めます。
⑩ 味噌を溶き入れます。
⑪ 器に盛りつけ、⑥の葉ねぎを散らして出来上がりです。
豚汁にさらにひと工夫
・お好みで海苔、にんにくすりおろし、七味唐辛子(いずれも分量外)をかけると違う風味が楽しめます。
・亜麻仁油(分量外)をかけて食べることでコクが加わり、オメガ3脂肪酸も一緒に摂れます。(※食事の基本)
お勧め副菜
・わかめの酢の物
海藻で水溶性食物繊維が一緒に摂れます。
水溶性食物繊維を増やすひと工夫
免疫の味方、水溶性食物繊維。普段の食事でお手軽に増やせます。
・主食のごはんに押麦やもち麦、粉寒天を混ぜて炊く
・主食のごはんを、白米から発芽玄米・胚芽米に代える
・とろろ昆布や海苔をプラスする
(※食物繊維とは何?感染症に打ち勝つ免疫対策の秘策 ※食物繊維が多いのはどんな食品?)
よく噛む食事で免疫対策
季節外れのインフルエンザが流行している今秋。良質なタンパク質や食物繊維は免疫の味方です。よく噛んで食べることで、腸内環境を整えて普段から感染症を予防できる身体づくりを目指しましょう。
今回のお料理の栄養素
<よく噛むゴロゴロ野菜のごちそう豚汁の栄養素(1人分)※1>
エネルギー: 236kcal、タンパク質:25.8g、脂質6.6g、糖質:11.8g、ナトリウム:963㎎、カリウム:900㎎、カルシウム:116㎎、マグネシウム:77㎎、リン:302㎎、鉄:2.6㎎、亜鉛:3.2㎎、βカロテン:2873μg、ビタミンA:244μg、ビタミンD:0.1μg、ビタミンE:1.2㎎、ビタミンK:37μg、ビタミンB1:1.08㎎、ビタミンB2:0.28㎎、ナイアシン:9.2㎎、ビタミンB6:0.59㎎、ビタミンB12:0.3μg、葉酸:97μg、パントテン酸:1.42㎎、ビタミンC:19㎎、食物繊維:7.0g(うち水溶性食物繊維1.2g)、食塩相当量:2.4g
※1 「文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)準拠「栄養計算ソフト(栄養価計算 ヘルシーメーカー432 R2020)」を用いて算出