Vitamin Angelsへの支援

Vitamin Angelsとは

Vitamin Angelsは世界中で栄養失調の危険にさらされている5歳未満の子どもとその母親に栄養素(サプリメント)を提供する非営利団体です。現在、世界70カ国以上で活動し、およそ7000万人の母親と子どもたちへのサポートを行ってきました。

「私たちは、すべての母親が幸せで元気な赤ちゃんを産むに値すると信じています。しかし母親の中にはそんな機会がない人もいます」とVitamin Angelsの創業者のハワード・シファーは言います。

今まで妊娠女性には鉄と葉酸の補給が重要であるとされ、それが世界標準となっていました。しかし、近年、その他の栄養素との併用が、葉酸 単独よりも低出生体重児、在胎不当過小児(SGA)、および死産児の発生を減少させるために有効であることがわかってきました。

Vitamin Angelsは、これらの栄養素の有益性を示すデータに応えて、世界中の栄養リスクにさらされている子どもにビタミンAと駆虫治療を配布し、栄養不良が蔓延している地域の妊娠中および授乳中の母親に妊婦用サプリメントを配布する活動を行っています。この活動は胎児から2歳までの子どもの発達における重要な対処方法として、近年拡大しています。

KYBグループの支援活動

「妊娠中の女性がビタミンAを含む食品を継続して多量に食べることで、胎児の催奇形性につながる」

1995年の厚生労働省の警告を受けて、日本ではこの考え方が一般的となっています。現在ではインターネット利用拡大とともにこの言葉が独り歩きし、妊娠中の女性にビタミンAは禁忌である、鰻やレバーはもちろんのことニンジン、カボチャなどの過剰摂取にも注意を払わなければいけない等の度を越した表現も目にします。

実際に市場で販売されている医薬品やサプリメントとしてのビタミンAには合成レチノイン酸が使用されているものもあります。
レチノールの最終代謝産物であるレチノイン酸が胎児の形態形成に関与していることが認められている為、合成レチノイン酸が入った製品によるビタミンAの過剰摂取には注意が必要です。

しかしながら、食事から摂取する良質なビタミンAは胎児の成長に必要不可欠です。胎児の視力、細胞の成長と発達、免疫機能に重要な役割を果たし、妊娠中に摂取するビタミンAのレベルが低いと、胎児に悪影響を与える可能性があるという報告もあります。初乳にはビタミンAが多く含まれ、新生児の発育にはビタミンA が欠かせません。厚生労働省が発行する「日本人の食事摂取基準※1」でも妊娠後期の女性は通常時より多くのビタミンAを摂取することが推奨されているのです。

KYBグループでは会社設立から37年間、絶え間なくビタミンの重要性を訴え続けてきました。妊娠女性に対するビタミンA摂取も同様です。しかし、どれだけ訴えても妊娠女性のやみくもにビタミンAの摂取を避けるような風潮は一向に変わりません。

こういった現状を憂慮していたその最中、栄養失調の母親と子どもにビタミンAを提供する活動を行っている非営利団体Vitamin Angelsに出会いました。
「すべての母親が幸せで元気な赤ちゃんを産むに値する」という活動理念とその取り組みに共感し、KYBグループは日本初のVitamin Angelsコーポレートパートナーとなりました。※2

私たちは世界中の母親・子供たちの健康と健やかな成長を願うとともに、この取り組みを知った方々がビタミンAが持つ働きを知り、それをきっかけに少しずつでも栄養素の正しい知識を学んでいくことの意識づけになればと考え、この活動を支援しています。

※1 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書より
※2「分子栄養学研究所(Orthomolecular Nutorition Laboratory)と締結」